1.イベント概要
私たちのサークルは田舎での農業体験等を通して、第一次産業及び地域の活性化には、生産者の販売力の向上等、ビジネス的な要素が必要不可欠だと感じました。これより、名古屋学生マルシェでは、生産者が消費者とつながる機会を提供することで、販路開拓に活かしてもらおうと考えました。また、農業起業家フェスタでは実際に農業をビジネスとして成立させている起業家の方をお呼びして、その成功の秘訣を勉強させて頂きました。
2.イベント報告・名古屋学生マルシェ

イベント会場は主要道路に面しておらず、最寄り駅からもかなり離れているので、広報活動には新聞社へのプレスリリースや小学校へのビラ配りを行うなど、広報にはマルシェの準備に多くの時間を割いてきました。その甲斐あって、10時から開場だったにもかかわらず、販売開始を待たずして新聞やビラを見た地域住民の方がすでに来場してくださり、出店したどの農家さんのところでも来場者で賑わいました。その後も多くのお客さんがマルシェに足を運んでくださり、マルシェ一日を通して300人近くの方に来場してもらうことが出来ました。また、当日にはスターキャット・ケーブルネットワークの方に取材に来て頂き、学生マルシェの様子や紹介を、テレビ放送を通して多くの人に知ってもらうことができました。さらに、来場者の中には、当イベントのことを聞いてお越しになったNPO団体の方や名古屋市の職員さんもおり、当サークルの活動に興味を持てくれました。かれらも今回のマルシェのような農業活性化を目的とした農産物市場を開催したいと考えており、マルシェ開催場所の提供などの当サークルの活動への協力を検討してくれました。
このように、まだ第一回目の学生マルシェの開催でしたが、農家さんの販路開拓の場になっただけでなく、他の団体にも私たちの活動を知ってもらう機会になりました。

2.イベント報告・農業起業家フェスタ
出演者として、農事組合法人伊賀の里モクモク手作りファームより木村修様、株式会社ファーム・アンド・ファーム・カンパニーより藤井大介様、株式会社禾の人より北埜修司様をお迎えしました。当日のプログラムは基調講演、パネルディスカッション、学生プレゼン会の順に行われました。

起業家のみなさんの熱い想いや経験や最前線に立っているからこそ分かることを分かりやすく伝えて貰うことが出来ました。そして、起業家と参加者の間での活発な質疑もあり、休憩時間になっても議論をしている光景がありました。
また学生のプレゼン会も会場にいる多くの方に関心を持って貰うことができ、質疑も多く積極的に情報交換が行われました。学生の参加者からは同じ学生なのに凄いという声も出ており、学生でも自分たちの活動をプレゼンすることは人を動かすことが可能だということを感じることが出来ました。
上記のように非常に積極的な情報発信・情報交換が行われる場となり、参加者全員が有意義な時間を過ごし満足した様子で農業起業家フェスタを終えることが出来ました。


3.運営者感想
はじめに、ファーマーズメッセ2010に関わって頂いたすべての方にお礼を申し上げます。拙い運営でご迷惑も多々おかけしましたが、温かい目で見守ってくださいましてどうもありがとうございました。
名古屋学生マルシェと農業起業家フェスタを終えて思うことは、0から企画を立ち上げることがいかに難しいかということです。その一方、だからこそ多くのことを学び成長する機会になったと感じています。当初、実績がない私たちのサークルに耳を傾けてくれる方はなかなか見つからず、断られることの連続でした。一向に開催場所や参加農家、予算等が確保できず、一時は中止という判断も考えざるおえない状況にもなりました。それでも、既に協力してくださっている方々の期待を絶対に裏切ることはできないという責任感と、中途半端で投げ出したくないという一種の意地のようなもので続けてきました。
危機的状況を打破するために私が考えた策は、とにかく「自分の足で稼ぐ」ということです。運営者に院生や卒論を控えた学部生など多忙なメンバーが多い中、この方針はかなり難航を極め、一部のメンバーには計り知れない負担をかけたと思います。それでも私は、電話やメールだけでなく、直接会ってイベントの意義や熱意を伝えにいくことにこだわりました。
すると、当初の危機的状況から徐々に協力してくださる方が増え、次第に追い風が吹き始めました。場所は開催1か月前にして決まり、予算も1週間前とぎりぎりでしたが確保することができました。マルシェ出店農家に関しても、最初は数軒だったのが口コミで広がり最終的には16軒もの方に協力して頂くことができました。新聞社やテレビ局の方も活動に興味を持ってくださり、私たちの活動を取り上げてくださいました。そして、迎えた当日は、両イベントとも多くの方々にご来場頂き、成功させることができました。サークルの内部のみでなく、農家や企業、行政など多くの外部の協力があってはじめて達成できた結果であると思います。
今後は、このファーマーズメッセで作ったご縁を、また新たな企画に活かしていけたらと思っております。名大ベンチャーサークルを今後ともよろしくお願い致します。
名古屋学生マルシェ実行委員長 植田 鎮
私にとって当イベントはまだ第一回目の開催ということなので、どうやって進めていけばよいのかすごく悩ましいものでした。マルシェの開催場所にはとても苦労し、直接行ってお願いしてもあらゆる所で断られてしまい、実績のない当サークルを受け入れてくれる所はなかなかありませんでした。場所だけでなく、市への広報依頼や企業への協賛金依頼に関しても断られることばかりでした。出店を承諾してくれた農家さんにとっても内心不安なことだったと思います。だからこそ、こんなサークルでも私たちのイベントに耳を傾け、協力してくださる方には心から感謝を申し上げたいですし、そのことは私にとって当イベントを進めていく上で最も嬉しいことだったと思います。このイベントを通して、一つのプロジェクトを行うのにはサークル内の協力だけでなく、外部の多くの人の協力無しには決して達成できないと感じました。だからこそ、こうした人と人との結びつきが今まで経験できなかった貴重な体験となったことを実感しました。
農業起業家フェスタ実行委員長 中嶋 竜一
思いつきと無茶振りで始まったような企画がまさかここまで大事になるなんて思いもよらなかったですが、名古屋学生マルシェに来てくれた人も農業起業家フェスタに来てくれた人もみんながこのファーマーズメッセを楽しんでいってくれたようでほっとしました。
イベントの準備というのがこんなにも大変だと露知らず、6月当たりに思いつきで始めたこの企画で、場所一つ決めるのに3ヶ月もかかったのが今となっては良い笑い話です。1ヶ月と少しほどの準備期間でここまでの物が出来たのもベンチャーサークルのメンバーや外部の人達の協力があってこそ。協力してくれたみなさんに感謝です。
上手くできたことも失敗したことも沢山ありましたが、どれもこれも良い経験になりました。またイベントを通じて人との繋がりが増えたことも大きな収穫だったと思います。次はどんな思いつきが形になるのか、楽しみです。

